2014年5月7日付書記局ニュースNo.24「物流の暑さ対策は扇風機?!」

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物流の暑さ対策は扇風機?!

3つの案を検討した結果が「扇風機」に皆ビックリ

14春闘最後の団体交渉が29日行われました。

再検討の結果、残念ながらお金に関して上積みはなく、また労働諸条件の面でも誠意ある回答はありませんでした。

一方、新ライン稼働後の物流センターでの暑さ対策は、スポットクーラー、冷風扇などではなく扇風機という予想外の回答でした。

現場からは不安と疑問の声が出されました。

これは場合によっては熱中症になる危険性もあり、命に係わる問題です。

まさに「現場が主役」の交渉になった

この間2回の交渉を受けて行われた団体交渉ですが、やはり誠意ある再回答はありませんでした。

しかし、現場からの切実な声は、徐々に理事者の説明に道理が無いことを示すものとなっています。

物流センターの現状を知って!

冒頭の分会発言で、物流センターのドライからは、

「新ラインで忙しくなった中、増税前には仕分け量も増えた。みんなで遅くまで頑張った」

「【補充】【1区分】【非連動】などピック以外のしんどい作業も欠員があれば応援にいき、回してきた」と。

 

スポットクーラー無しはエアコン無しのトラックと同じ

「暑さ対策を早急に。」という切実な声も出されました。

生鮮からは、

「朝の立ち上げは特に非連動の準備が大変。小さい箱に入れ替えないと棚に載らない」

「ラインのピックの点検後、みんなで商品の間違いがないか手伝いに行く。一度見に来てほしい」

と切実な要求が出されました。

検討したが扇風機で・・・

理事者の回答は、

「ドライの夏の暑さ対策は検討したが、結論は扇風機で対応したいと思う。物流の建物の構造上対応しにくい」

「10月には太陽光パネルを設置し、太陽光の遮断効果もある」

「稼働人数からするとまだマイナス。応募は来ているので随時面談を進めている。5月から一人入る」

「全体で午前が一人足りない状況。そこが埋まれば稼働人数に達する。引き続き採用を強める」

というものでした。

この回答に対し、現場からは

「去年新ラインになるとき、2つから5つに非連動が増えるという時から、暑さのことは検討していただけるということで『ちょっと待ってほしい』ということだった。3つの選択肢で待ってほしいということだったが、先ほどの扇風機ということにビックリしている」

「非連動ゾーンが2つの時に冷風扇があったが、気分の悪くなる人がいたほど暑くて運動量がすごい」

「今の時点でも汗をかきながらしている。7月、8月に扇風機ではとても耐えられない。この夏はまた気分が悪くなる人が出てしまう」

という声が。

最後に専務からは、

「扇風機は代替案も含めて考えた結果。検討をやめるということも言っていない。そういう中でちゃんと話し合いましょうということを言っているので、そういうことを理解していただかないと話は前に進まないと思う」

と回答がありました。

5月7日に物流協議会で話し合われることになりました。

人が足りません

店舗からは、

「人員確保が社会的にも難しくなっている。地域訪問やレジでの告知などもやっているが、広報的に募集を」

「店で働きたいなと言ってもらえるよう、笑顔を絶やさずがんばっているので人員募集に力をいれてほしい」

との声。

支所からは、

「朝のエリアスタッフが昼から配送。人が足りない。入ってもすぐに辞める。APともに人が欲しいという状況」

「何が必要か分会で話し合ったら、やはり時給のアップだった。時給が高ければ他の人を誘えるし、もっと働ける」

「消費税が上がってくらしは大変。どこを削るかと言ったら食費。一番身近な組合員である私たちの給料が増えないと供給高も増えません」

「すぐに人が辞める」

「割に合わない」

「だんなさんから辞めたらどうやと言われている人もいる」

など、欠員問題と労働条件の問題がリンクしている事を訴えました。

時給が低いのが問題ではない?

回答は、

「リボーンして1年。皆さんのがんばりで2012年度比で185%まできた。一丸となって頑張っていただいた結果。不足分は採用を進めている。時給が安いから人が来ないということではない。高ければいいが、それが理由で来ないということは無いと考えている。働いている皆さんを見て働きたいということで採用された方もいる」

というものでした。店、宅配ともにゴールデンウィーク明けから求人を強めるとのことでした。

雇用保険の聞き取りをしたが「みんな辞退します」って本当?

また、契約時間の問題で、実質20時間以上仕事をしているエリアスタッフへの対応については、

「長期に固定して代走している方それぞれに話をして、雇用保険の説明もした結果、雇用保険に入ることはしませんという話だった」

という回答が。

しかし中には、

「雇用保険に入っても欠員がなくなって元に戻れば掛け損になる」

「目標が倍になるかもしれない」

などと言われて辞退した人もいることを指摘。

委員長からは

「法律的に掛け損にならない場合も出てくるはず。過去にさかのぼって本人が確認請求をあげれば労働実態に合わせて雇用保険を掛けなさいという形になるはず。雇用保険は1年間かけていれば効力はある。そういうことも含めて説明したのか」

と質問が。

個別の話なので分からないという回答でした。

交渉は終わりましたが、5月16日の中央委員会で最終の結論を出しますので参加をお願いします。

 

新人にも分かる!労働組合初級講座

~No.2~

kumi006前回、「あなたも労働者」と言いました。

では資本家とは何かというと、人を雇い、働かせることで利益を得る人のことです。

いわゆる「ヒト・モノ・カネ」の資本を持っている人です。

今の世の中は市場(しじょう)でモノが売り買いされる世の中です。

あなたがお金を手に入れようとしたとき、何を売りますか?

そう、私たちは自分の労働力を売る以外、何も売るものがありませんね。

労働力とは労働することができる能力のことです。

労働力を売った対価として、賃金を手に入れる訳です。

だから賃金は成果に対する報酬ではないのです。

さて、労働組合についてですが、世界で最初に労働組合ができたのは18世紀末のイギリスです。

1770年から1820年ごろにかけて「産業革命」が起きました。

それとほぼ同時に、労働力以外何も持たない「労働者」も生まれました。

当時は労働者を守る法律などありませんから、ひどい働かされ方をしていました。

(次回に続く)


5・7物流協議会開催

5月7日湯浅物流センターにて開催。

争点はドライ部門の非連動と呼ばれるゾーンの暑さ対策です。

労組からは新たにスポットクーラーの設置を金額も含めて提案、「対策はする」というものの、あくまでも扇風機や小休憩で、乗り切りたいという一点張り。

熱中症で倒れるまで我慢しないといけないのでしょうか。再度検討し協議するよう申し入れました。

今後の日程

・5月16日(金)平和学習会 19:30~20:00 本部

・5月16日(金)中央委員会 20:00~21:00 本部

・5月17日(土)We Love 憲法 13:30~ プラザホープ

・5月24日(土)和歌山市平和行進

その他の日程は労組のホームページを見てね!

 

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