2015年8月17日付書記局ニュースNo.23「退職強要問題での団交拒否は許さない」

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退職強要問題での団交拒否は許さない

和歌山県地評が生協理事長あてに要請書

わかやま市民生協の労務政策として重大な問題だと指摘

県地評が支援

和歌山県地評(和歌山県地方労働組合評議会)は、7月31日(金)、わかやま市民生協理事長あてに議長名で「要請書」を提出。

退職強要問題での団交拒否については、「残念」であり、労働組合の要求について「真摯な対応」を求め、「早急な解決を期待する」という要請を行いました(文書1)。

(文書1) 7月31日付【要請書】

日頃のご奮闘に敬意を表します。

さて、当評議会に加盟するわかやま市民生協労働組合より、貴生協において2人の労働者に対し退職を強要しているとの相談を受けていたところ、過日、このことについて団体交渉の申し入れをしたにもかかわらず、これを拒否されているとの重ねての相談と支援の要請がありました。いうまでもなく、労働組合法は使用者が正当な理由なく交渉に応じないことを不当労働行為として禁じており、社会的にも許されないことです。

和歌山県地評は、当該組合の要請を受けて過去にも退職強要問題について団体交渉に同席しており、それ以降の労使関係の動向について注視してまいりました。今回、再びこのような問題で支援の要請を受けるに至ったことについて、非常に残念でなりません。

今回の件は、2人の労働者に対する退職強要問題であると同時に、わかやま市民生協の労務政策として重大な問題を含んでいると思慮されることから、当該組合の要求について真摯な対応を求めます。

「平和とよりよい生活のために」を設立の旨とする生協が、地域になくてはならない組織としてますます期待が高まっています。このことからも、私たちは早急な解決を期待するものです。

以上、要請します。

「団体交渉拒否への厳重抗議及び、再緊急要求」を提出

那賀地区労・紀南労協も各事業所へ「要請書」を渡す

わかやま市民生協労働組合は、8月6日(木)に再緊急要求を理事者に提出、再び団交の申し入れを行いました(文書2)

(文書2) 8月6日付【団体交渉拒否への厳重抗議及び、再緊急要求】

労働組合の7月7日付け「わかやま市民生協での退職強要に対する緊急要求」に対して、団体交渉を拒否する行為は不当労働行為にあたるものです。また拒否する根拠として「個別の問題」と捉えていることも見当違いと言うべき物です。労働組合員の休職・復職・懲戒などに関する基準手続きは、労働条件・処遇の基礎となる事であり、当然団体交渉事項に当たります。

現在、貴理事会がおこなっている行為は実態として退職強要にあたります。わかやま市民生協労働組合は今年度も重点課題として「雇用を守り」「安心して働き続けることの出来る職場」「退職強要などが行われないように」を掲げています。我々は今回の2件の退職強要面談を決して見過す訳にはいきません。不法な退職強要行為を「個別の問題」を理由に正当化することも許されることではありません。

労働組合法は、使用者に強い義務を課しています。使用者は、労組の団体交渉開催要求に応じなければならないとしています。また、今回の団体交渉拒否は2012年10月に和歌山県労働委員会で交わした和解協定書にある“被申立人(生協)は申立人(労組)からの団体交渉の申し入れに対し、誠実に対応する”を蹂躙するものであり許されることではありません。

よって厳重に抗議すると共に7月7日付け“わかやま市民生協での退職強要に対する緊急要求”の主旨を受け、下記の要求に回答し団体交渉を速やかに行う事を求めます。

1、当該2名への退職強要をただちにやめること。

2、当該2名への就業規則通りの対応を行い、速やかに休職及び復職をさせること。

3、上記1,2の回答を文書で行い、8月20日(木)までに団体交渉を行うこと。

以上

地区労も支援

同時に県地評からの依頼を受ける形で、紀南労協(紀南地区労働組合協議会)が8月6日に新宮事務所、那賀地区労(那賀地方労働組合協議会)が8月7日に那賀支所とコープ岩出中央店を訪問し、店舗は責任者不在のため、店舗を除く各所属長に「要請書」を手渡しました。

理事者が早速「再緊急要求」に回答

急きょ労使の窓口も開催

ようやく文書による回答だが中身は「?」

このような事態を受けて7日、理事者は再緊急要求に対する回答を行いました(文書3)。しかしながら、肝心の中身が要求に答えておりません。

また、13日には事実確認を行いたいという理事者からの要請もあり、労使窓口が行われました。

その場で理事者は、団交を拒否した訳ではない、退職強要をした訳ではないという事実と異なる答弁をするなど、労組としてはこれ以上の話し合いは無駄であると判断、交渉の場で明らかにすることになりました。

(文書3)8月7日付【2015年7月7日付「わかやま市民生協での退職強要に対する緊急要求」及び同年8月6日付「団体交渉拒否への厳重抗議及び、再緊急要求」への回答】

未承諾のため掲載省略

 

生協労連関西地連の組合からも支援が

コープしが労組・京都生協労組等続々本部にファックスで要請書

今回の件で、生協労連関西地連にも支援をお願いしていたところ、しがや京都労組等が「要請書」を本部に送ってくださいました。本当にありがとうございます。

関西の仲間からも続々と要請が届いており、注目されています。

20日に団体交渉へ

ようやく団交が実現

窓口での話し合いの結果、8月20日(木)に団体交渉をすることになりました。

県地評や生協労連の参加を渋る理事者に対し、内部で解決しようとしたが応じてもらえなかったので、もはや上部団体の参加もやむなし、と労働組合が主張、結果的に執行部と県地評及び生協労連関西地連の各役員が参加する方向で話が進みました。

7月7日に最初の団交申し入れを行ってから1ヵ月以上もかかってしまいました。

まだ始まったばかり

休職や復職を安心して行える職場をつくることと合わせて、メンタル不全をおこさせない職場づくりをめざします。たたかいはこれからです。

 

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