2015年11月15日付書記局ニュースNo.07「退職強要は無いと強弁 面談内容に触れず」

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退職強要は無いと強弁 面談内容に触れず

第2回退職強要問題団体交渉

不誠実答弁 要求書に対する回答もなく

2015年10月22日、2回目となる退職強要問題での団体交渉が本部にて行われ、わかやま市民生協労働組合からは執行委員を含む13名、和歌山県地方労働組合評議会(県地評)から5名、和歌山地区労働組合協議会から1名、生協労連関西地連から3名の計22名の参加がありました。

休職をなぜ認めないのか

冒頭、こちらからは8月20日に行われた前回の団体交渉以降の対応について質問。

現在欠勤扱いで休職を認められていないAさんについては、あくまでも休職を認めていないわけではなく、「誠実」に話をしようとしているが、話ができる体調ではないため回復を待っている状態だという答弁が。

欠勤が3ヶ月以上続くと休職になるという就業規則(出典①)を捻じ曲げ、面談をして、その結果によって休職にするかどうかを判断するという、一方的かつ前例のない対応姿勢を変えませんでした。

「過去からも無条件で休職を認めたきたわけではない」との答弁も出され、その理由を質問。すると「本人がその病気が治って、復職して労働契約が果たせるかということを確認する必要があるので本人と話し合いをします」「話ができるようになったら、話をしたい」と繰り返すだけでした。

何回ぐらい面談をしたのかという質問にも「個別の話はしません」という前回と同じオウム返しの返答でした。

県地評副議長の質問にもまともに答えず

県地評のN副議長は、9月4日に出した「8月20日第1回団交をうけて、再々緊急要求・団交申し入れ」(出典②)に対する理事者の9月16日付「回答」(出典③)のどこにもこの要求に対する回答ががないことを指摘。

理事者は、回答は前回団交で行ったと言いましたが、再々緊急要求は前回団交後に出されたものです。前回は「今後、誠実に対応する」と言っただけで、質問には答えていません。

勝手に前回団交の到達点を捏造

前回の交渉では、退職強要面談の「個別の問題」で話をしようという労働組合に対し、理事者は、過去の問題には一切触れず、就業規則や運用の問題だけで話を進めたいと平行線の状態でした。

にもかかわらず、あたかも労働組合が理事者の答弁に納得し、今後の対応を見守っていくことで合意したかのようなことを主張してきたので、そのような到達点ではないことを改めて主張しました。

退職強要はしていないと再度答弁

再々緊急要求(出典②)の1番「当該2名への退職強要をただちにやめること。」に対しては、前回交渉では「退職強要という認識はないということは理解してほしい。」という答弁が行われましたが、その点を確認すると、今もそれに変わりがないことを主張。

退職強要はしていないという認識を改めて表明する形になりました。

何をもって退職強要は無かったと言い張るのか不明

それでは、どういう調査を行って、退職強要の事実が無かったというのか質問したところ、「前回話をした」「個別の話はしません」の一点張りでまともに回答しようとはしませんでした。

証拠となる録音データや文書は受け取らない

退職強要の証拠となる6月12日の面談の内容を録音した音源と、文字起こしをした文書を資料として渡す提案をしましたが、受け取らないと拒否。

その一方で、「あの面談を専務理事が本当に聞いたんですか。テープ含めて内容も聞いたのですか。」との問いに専務は「聞いてますよ。」とはっきり返答。

しかし即座に周りが否定し、「報告は聞いているという意味」だと訂正しました。

出典① わかやま市民生協就業規則より抜粋

第27条 職員が次の各号の一つに該当した場合は休職とする。

(1)業務外の傷病により、欠勤3カ月以上にわたる場合。

(以下略)

出典② 「8月20日第1回団交をうけて、再々緊急要求・団交申し入れ」より抜粋

1 当該2名への退職強要をただちにやめること。

2 当該2名へ就業規則通りの対応をおこない、速やかに休職および復職をさせること。

3 上記1、2の回答を文書でおこない、9月12日(土)10時から団体交渉をおこなうこと。

出典③ 2015年9月16日付 【「8月20日第1回団交をうけて、再々緊急要求・団交申入れ」への回答】より抜粋

8月20日の団体交渉を含め、この間、生協として次のように説明してきました。

①傷病で欠勤している2名の職員について、現在の健康状態や復職・休職について誠実に対応してきており、引き続き誠実対応する。

②8月20日の団体交渉以降、職員A (うつ病により欠勤)の配偶者から生協へ連絡があり、本人がまだ直接話ができる健康状態にないことの連絡を受け、まずは療養の上、話ができるようになってから連絡をもらうことになっていることと、傷病手当金の申請受け付けが完了したことを説明した。

③職員B (慢性腎不全、高血圧性心疾患により欠勤)は、今月9月15日に田辺支所に総務MGが出向き、現在の健康状態と今後について話し合いをもつことを予定している。

上記の件にいては、貴組合についても、まずはその事実確認をして頂きたい。また、健康状態は、本人の過去の状態からも慎重にならざるを得ない状況にあり、今後の話し合いの結果を待っていただきたい。

(以下略)

職場復帰させない理由は何か

半年間も職場復帰させない問題

一ヶ月有休を使って自宅療養したのち、4月21日に復帰可能という診断書を提出したにも関わらず復帰させてもらえない職員Bさんは、面談で休職も復職も認めないと言われ、その後の話し合いも平行線のまま、6ヶ月に渡って放置されてきました。

10月30日に産業医との面談をすることが示されたものの、今まで何をしていたのかという質問には、(理)「この間いろんな人に聞いたりして、やってきた」(労)「誰に聞いたんですか」(理)「産業医とか、知ってる医師とか。そういうのに聞いてきました」と回答。半年もかかるのは不誠実であると抗議しました。

当事者からの質問にも答えず

職員Bさんは、「出勤停止を指示したのは誰なのか」「規則や条文のどの条項にそのようなことができると書いてあるのか」という質問をしましたが、「個別の話はしない」と、制度のことを質問したにもかかわらず、不誠実な回答でした。

6月12日の面談が退職強要の面談ではなかった?

そもそも1対2で休職も復職も認めないといった面談の内容について、どんな報告を聞いて、どんな理由で問題がないと判断したのか、その点を追及したところ、専務は「だから個別の話はここではしません。」という判で押したような回答。

生協労連からの発言にもまともな返答はなし

(生協労連関西地連)M委員長から、これだけ認識に隔たりがあったら、労組からの資料と突き合わせて調査すべきだと提言が。

「復職や休職で団交するのは聞いたことがない」「産業医との面談に労組からも同席させたらどうか」という発言も。

また、(生協労連関西地連)I副委員長からは、京都では医師の診断書に基づいて決めるのが基本だという発言がありました。

しかし、専務からはわかやまは他と違う、産業医との面談に同席させるつもりはない、資料も受け取らない、と頑なに拒否。

調査結果を11月5日に回答

団交の最後に、理事者は面談の中身についてもう一度調査し、労組3役に11月5日に回答すると約束しました。

労組側からは、内部で解決できない場合は外部に話をもっていかざるを得ないという話で交渉を終えました。

参加者の感想

▼診断書に基づいて休職や復職を決めるのが当たり前。職務はあとで相談すればよい。自分たちの判断で決めるのが分からない

▼資料を受け取らせないと。2人の問題を解決することを大前提に

▼理事者の体質がおかしい。非は認めたくない、労組に言われたことは認めない。意固地だ

▼外に出した方がいいと思う

▼解決するために協議をすることはやぶさかでないといいながら、その回答とは裏腹な対応なのであきれてしまった

▼外部に出さんとまた繰り返す。何回か繰り返した。世間の目にさらさないと、また同じことが

▼ごめんなさいとなぜ言えないのかと思う

▼その人の人格を否定している

▼相手のことを思うのなら、早く復帰させて。支所ではBさんが必要。早く復帰してほしい。資料は受け取ってほしい

▼お金の問題。カンパや組合からの補助も必要では。休職者が心配。こまめに連絡をとって励まして

▼病休でここまで揉めるのが異常。就業規則の運用が経営者の気持ち次第というのが問題

▼要求に対する文書回答がないのが問題

▼個別の問題を話しない。労働者はどこへ持っていったらいいのか。自浄能力ない

▼内輪で解決は無理。事務的に進める。

▼出すとこ出して。

 

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