2016年11月21日付書記局ニュースNo.21「『現場の声を聴いて』団交に28名」
161117団体交渉
16秋闘の第1回団体交渉に参加した労組員と回答する理事者(左奥より)=17日、わかやま市民生協本部

「現場の声を聴いて」 団交に28名

第1回団体交渉開催

16秋闘 なぜ最近入った人と時給が同じなの?

分会発言と回答

分会の発言とそれに対する交渉の中で出された回答を以下にまとめました。

● 物流

シニア・アルバイトがいないと仕事が回らない。みな同じ仕事をしているのに交通費がないのはおかしい。支給して下さい。

誰かが休むと人が足りない。人が少ない時は、後回りや補充の人を削ったり、一人で2ゾーンを担当し、疲れている。

【回答】

交通費を支給することは考えていない。契約時に説明をしている。アルバイトは近場での採用が基本なので。

上期では18名採用し純増は4名。稼働は午前1~2名、午後は4名不足。仕分けのところは採用を強めないといけない。ハローワークや定時制高校に募集を。

● 宅配

月曜日の採用統一行動で、最賃に対応した募集チラシもなく、採用につながる成果もない。仲間づくりと併せて行っているが、支所からの移動時間もかかり、検証が必要。

一時金は家のローンもあり、大変。供給計画の達成率をかけるのはやめてほしい。

アルコールチェックは労働者同士で息を吹きかけるやり方ではなく、機械をいれてほしい。

時給の安さが人員不足の原因。今は仕事を探すときは800円以上から。調整給で辻褄合わせをするのではなく、全ての底上げを。

契約時間外の代走が多く、103万円を超えないために年末にかけて休まないといけない人も。契約時間を守って下さい。

【回答】

月曜日の採用統一行動は、生協を広めていく中で採用も一緒に効率よく進めていく考え方なので継続していきたい。

コープSの仲間づくりでは、みんなで乗り合わせて行い成果に。

ダメなら他のやり方を提案して結果を出すのが本来あるべき姿。

採用時給については、コープIで新店を出店する際、イオンができて時給の相場が上がってくる中、地元の自治会館で説明会を行い、どんな店を作りたいか説明をし、出店1ヵ月前で人がそろった。時給だけではなく働き方の問題も重要。

アルコールチェックは基本は体調のチェックなので現行のままで。他の事業所の意見も聞かないと。

機械を使えば正確だが、今までそういう事件も起こしていないのにそこまでするのかと職場がぎくしゃくしてもしょうがない。二日酔いになればすぐに分かる。

契約時間外の配送については、採用を強めて解消されると考えている。

● 岩出中央店

分会で多かった意見は、何年も働いてきたのに最近入った人と同じ時給は納得できない、底上げをというもの。

2号店の準備で正規職員が減り、年末の体制は大丈夫なのかという不安の声も。

【回答】

2号店の準備でフルタイムを研修に出しているが、部門に与える影響は新人も含めて対応しているので、それほど大きくないと認識。

部門によって発注のポジションが空いてしまっているところもあるので、採用を強めている。

8月末以降パートで8名、アルバイト含めると10名以上採用が進んでいる。年末は応援体制も組んでいく。

一時金についての回答

執行部から、一時金に供給計画の達成率をかける問題や、「生活が大変な中で、これではやっていけない」という声を紹介しました。

それに対しての回答は、「正規職員の年収は同じような経済圏で比較しても低くない、ただし一時金は低いが」と答弁。

また、供給高の計画比を重視している点や、世帯利用が上がっているが利用人数が増えていない点を問題視していると答弁しました。

最賃上昇に伴う時給の矛盾

現在、和歌山県の最低賃金は時給753円。

店舗・物流・本部のパート職員の平日時間給が全員最低賃金以下となり、調整給が支払われています。

新しく入った人も、以前から働いて昇給していった人も同じ時給になるという矛盾が生じている点を指摘しました。

理事者は、「人件費の原資をそのままにして文言を変えて整理していくやり方もできるが、それが必ずしもいいとは思わない。」

「アベノミクスでも物価が上がらず、消費も低迷している。にも関わらず、最低賃金だけが上がっていく。わずか2、3年の間に50円~60円上がっている。それに合わせて賃金のベースを上げていくと、人件費だけで2、3年で数パーセント変化する。GPRの中の数パーセントが削られる。その分どこで売り上げを上げるのか、粗利を削るのか」

「剰余が出ているが、これから店舗はチェーンストア展開をしていく。一店出すのに億単位の投資が必要」

「どこかで何かやらないと人件費をそのまま上げていくことにはならない」等々の発言がありました。

課題推進のためにできることは

課題の推進についても、わかやま市民生協は加入時出資金が高かったり、乳幼児家庭の個配手数料の減免が無いなど、加入のハードルが高い点をK生協・コープSを一例として紹介、他生協で若い組合員さんを獲得するための施策も参考にすべきと提起し、そのための武器が少ないという点を指摘しました。

それに対し、「その話は経営の話とあわせてやらないと、事業のうわべだけ見ても仕方がない」

「コープKの営業は、武器はいらない、試食もいらないと言っている。地区別総代会議でも今の営業力に対してサンプルを増やせではなく、もっと生協まつり等イベントの場でアピールしたらどうかと言われる」と答弁。

この問題については別途話し合ってもいいという答弁がありました。

「休みたいなら自分の代わりを探せ」はダメ

その他の要求項目について、質疑応答を行いました。

①考課面談が行われなかった事業所、人数、原因は何か。

→それは店舗。面談は終わっている。人数は分からない。

②年齢別最低保障の趣旨とは何か。

→人事制度導入時に、賃金が下がり続ける場合もあるから労組から最低保障を設けてほしいという趣旨だった。(それは違う。年齢別に最低限必要な生活費を保障するのが趣旨)

③タイヤチェーンの配備をどこまで行うのか。

→橋本、那賀、湯浅、田辺の山間部のコース。

④昼休みが取れているかどうか個別・具体的に報告がない。

→18名取れていなかった。支所別は窓口で回答する。

⑤車両の入れ替え時期を具体的に。

→決めているので窓口で回答する。

⑥有休は、代走を職員同士で調整して所長が承認するという回答でいいのか。

→有休申請の承認までは所長の責任。職員で調整しなければならないということではない。労組への回答としては不適切だった。

団体交渉の中身解説

シニア・アルバイトの交通費は近場だから無し?

アルバイトの交通費は近場からの出勤を想定しているから出さないというものでした。

アルバイトに限らず、シニアについても、必ずしも職場に近い人とは限りません。

逆に近くに住む人だけを対象にしていては人は増えません。これでは理由になりません。

正規職員の年収は高い?

専務は和歌山と同じような県での正規職員の年収を比較し、低くないということを言っていますが、その根拠となるデータは明らかにされていません。

都合のいい数値だけを選択することも可能です。年代別、労組員かどうかという役職別で、年収の平均を比較すべきでは。何よりもデータの公開が必要です。

武器がなくても拡大はできる?

コープKの営業で、武器はいらないという例が出されましたが、Kでは加入時出資金は一口100円で10口から、個配手数料は基本が一回当たり税込206円で、1歳未満の家庭は無料、6歳未満の家庭や65歳以上・障害者は半額の102円。

そもそもわかやまとは違い、加入のハードルが低いのです。こういう制度そのものが武器なのでは。

ストライキ権確立!

2016年11月8日、ストライキ権投票の開票作業が、南部分会長の立ち合いのもとで行われ、下記のとおりストライキ権が確立しました。

賛成 反対 無効 有効投票数 相対賛成率 絶対賛成率
1)月例賃金・一時金の切り下げ阻止・改善 151 13 6 164 92.1% 67.4%
2)労働諸条件改善 146 15 9 161 90.7% 65.2%
3)国民的課題 138 23 9 161 85.7% 61.6%

 

次回全員団体交渉&中央委員会

全員団交に最大結集を!

・11月29日(火)19:30~ ・本部2F

不成立の場合、年末一時金の支給日が遅れます。

全分会から参加し、中央委員未選出の分会は必ず代理を立てて参加してください。

 

 

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